在宅介護を革新する!患者モニタリング対応「介護Plus居宅用システム」開発事例

記事の内容

IoT and Cloud

顧客企業について

本システムは、患者の健康状態をモニタリングする医療機器を専門に製造する企業様向けに開発されました。

この企業様は、患者のバイタルサイン(体温、心拍数など)をリアルタイムに取得できるおむつ型センサーを開発しており、

GITSは、その医療機器と連携し、在宅介護業務を支援するITシステムの設計・開発を担当しました。

システム開発の背景と目的

高齢化社会が加速する中、在宅介護サービスの需要は年々高まっています。
一方で、限られた人材リソースの中で質の高い介護を提供し続けるためには、
ICTを活用した業務効率化とリアルタイムな患者情報管理が不可欠です。

本プロジェクトでは、「介護Plus居宅用システム」を開発し、
在宅介護現場の業務効率化と、患者様の安全・安心なケアの実現を目指しました。

ソリューション概要

本システムは、次の三つの要素で構成されています。

1. クラウドシステム「シェーリ」

センサー端末から取得した患者情報(体温、心拍数、排泄情報など)をリアルタイムにクラウドへ送信・蓄積します。
これにより、関係者間で常に最新の患者データを共有可能となります。

2. 居宅介護業務支援端末(モバイルアプリケーション)

在宅介護スタッフがスマートフォンやタブレットを使用し、
患者様の健康状態をリアルタイムで把握・記録できるアプリケーションを開発。
介護終了後には、収集したデータをクラウド経由で事業所へ自動送信します。

3. 介護用患者モニタリングシステム(Webアプリケーション)

事業所管理者向けに、在宅介護スタッフの業務支援と患者管理を一元化できるWebシステムを開発。
患者様のバイタル情報を常時監視し、異常が検知された場合にはアラート通知も行うことで、迅速な対応をサポートします。

使用技術情報

  • モバイルアプリ開発:Flutter
  • クラウド/ウェブ開発:AWS、Node.js、React.js

これらの最新技術を駆使し、安定性・拡張性・セキュリティに優れたシステムを実現しました。

図解:システム全体イメージ

IoT and Cloud

図1:居宅介護支援事業所用 通信フローチャート

患者様 → センサー端末 → モバイル端末 → クラウド → 介護事業所、というデータ連携の流れを示しています。

IT-consulting

図2:システム構成図・開発範囲

BLE 5.0によるセンサー接続、Wi-Fi・モバイル通信によるクラウド連携、モバイルアプリ・Webアプリによる情報閲覧・管理機能を体系的に構築しました。

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医療・介護分野での開発経験を活かし、現場に本当に役立つシステムをご提案いたします。

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